イノーベーター探索 – 京都東部エリア編 –

バケツトート

みなさん、こんにちは。
ナビゲーターのRoot 生まれ
カーペンタートートblock」です。

このコーナーは、Root の鞄たちがみなさんと
一緒に旅をしながら、その土地の魅力を
発掘していく企画です。
さあ、私たち鞄と一緒に色々な場所に
出かけましょう!

大容量の使いやすい綿帆布トートバッグ

 

今回は、京都の知られざる魅力をお伝えします。

私の背景でピンときた方もいるでしょうか。
そう、ここは京都の祇園、東山、北白川周辺を
観光する際、多くの人が足を運ぶ名所の
一つとされる「南禅寺」です。

南禅寺といえば、
日本最初の勅願禅寺であることや、
周辺参道の精進料理として湯豆腐が
思い浮かぶのではありませんか?
実はここ、京都五山や鎌倉五山はもちろん、
全ての禅寺の頂点に立つ、
最高の格式をもつ寺院なのです。

高さ22メートルの巨大な三門から眼下に広がる
満開の桜はあまりに美しく、
歌舞伎の中で「絶景かな、絶景かな」と
称されたほどで、重要文化財として
国のお墨付きももらっています。

境内を散策しながら奥へと進んでいくと、
息を呑む光景が目に飛び込んできます。
美しい曲線の連なりとレトロな近代建築。
寺院と調和のとれた不思議な空間に佇んでいると、
時代をタイムスリップしてしまいそう・・・。
この歴史に彩られたロマンを感じさせる建造物は、
琵琶湖の水を京都市内へ運ぶために
作られたもので、「水路閣」といいます。

水路閣は、その昔、大学卒業まもない
無名の土木技師によって考案・設計されました。
彼こそ、のちに、日本初の水力発電所の建設など、
日本の近代土木工学の礎を築いた人物、
田辺朔郎博士だったのです。

博士は、当時、卒業研究として京都へ調査に赴き、
卒業論文「琵琶湖疏水工事の計画」を
完成させました。
その論文のすばらしさは、海外雑誌に掲載され、
イギリス土木学会の最高賞である
テルフォード賞を受賞することで
実証されています。
その実績が認められ、卒業と同時に
京都府の御用掛に採用され、
琵琶湖疎水の担当なることで、研究成果を社会に
貢献することが可能となりました。
弱冠21歳の若さというから驚きですね (゜∀゜)

滋賀県大津から長柄山のトンネルを通って、
京都の蹴上船泊から鴨川へ繋げる水路構築は、
長期スパンを擁する工事だったため、
博士は、途中に渡米し、世界初の水力発電を
実現したアスペン鉱山などを視察しています。
その経験を活かし、水車動力から水力発電に
変更し、蹴上発電所を創設したといいます。
この変更が、のちの京都の近代産業化に
大いに寄与しました。
京都の発展に多大なる貢献をされた方なんですね。

延長93.17m、幅4.06m、高さ10m赤煉瓦造りの
16連アーチ構造のデザインは、
どの角度から撮影しても、独特の雰囲気を醸し出す
スナップショットが可能です。
また、ドラマのロケ地としても有名で、
京都を代表する景観の一つとなっています。

・・・あ、自己紹介遅れました
バケツトート」です。こんなレトロな光景には、
私みたいな品格のある本革使いの
おしゃれトートが一番ですよね?

A4ファイルが入る縦長のワンハンドルトート

水路閣は、西欧技術の潮流の中で、
日本人のみの手で設計、施工された
土木技術史上極めて貴重なものとして、
これまで語り継がれてきました。
そして今でも現役の水路として琵琶湖の水を
京都市内に送り続けているというから
驚きですよね。

少し、水路閣の上に登ってみると
幅2.42mの水路があります。
ここには、琵琶湖疏水から分流した水が
勢いよく流れており、この水が分流されて
『哲学の道』沿いに導かれていると
いわれています。
夏の日差しが心地良くて、マイナスイオン全開。

職人オリジナルの丸いフォルムが可愛いバルーンバッグ

 

あら、もう私の出番?
失礼しました、ちょっと休憩してました。
初めまして。Rootの大人可愛い担当の
ヨコ長トート」です。

可愛いとエレガントを併せ持つ大人のミニトート

さて、この南禅寺水路閣と双璧をなす
サスペンスドラマの聖地といえば、
白川のデッキと一本橋が挙げられます。
こちらは約12m、幅は約60cmほど、
縦2列に並べられた切り石を
石柱橋脚で支えているだけのシンプルな構造で、
正式名称を「古川町橋」といいます。
品のある街並みにマッチした清楚な雰囲気で、
観光客の記念撮影スポットになっているんですよ。
まさに私のような上品トートにぴったり。

職人のこだわりが詰まったカラフルなキャンバスミニトート

この橋を説明する碑には、
「比叡山の阿闍梨(あじゃり)修行で
千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)を
終えた行者が、粟田口の尊勝院の元三大師に
報告し、京の町に入洛するとき最初に渡る橋」と、
橋が果たした役割が記されています。
柳のささやきが心地良くて、とっても雰囲気が
ありますよ。

別格扱いの寺院である南禅寺の奥で見つけた
レトロな建物に、京都インフラの礎となる物語が
展開されていたことや、
住宅街の一角にある小さな橋にも、
歴史的なミッションが存在していたことを
知るにつけ、つくづく京都の奥深さや
ロマンを感じずにはいられない、
そんなひと時を満喫できました。

キナリの和紙帆布と丸いフォルムが可愛いバルーンバッグ